南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

プロヴァンス風ミネストローネとでも言っときましょうか Soupe au Pistou

9月に入ってから朝晩ひんやりしてきたプロヴァンスですが、日中はまだ30度越え。まだまだ夏のプロヴァンス料理が食卓で活躍します。

プロヴァンスのスープといえば Soupe au Pistou なのですが、有名なのでしょうか。正直私はこちらに住むまで知りませんでした。イタリアの Minestrone の知名度には完全負けてるな。

さてさて、夏野菜をふんだんに使うこのスープ。各家庭によって材料も作り方も違うし、ネットで検索すればするほど頭がごっちゃになってきました。ここはモニャの視覚と味覚の記憶と、89歳のおばあちゃんに聞いて感覚で作る事にしました。Serge Gainsbourg を聞きながら気分を出してレッツクッキング!

まずは使用する野菜たち:

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こちらでは生の豆 (haricot coco blancs & rouges) をそのまま使うのですが、普通はなかなか手に入らないかもしれませんね。乾燥した白いんげん豆を水で戻してから軽く茹でたものを使ってもいいかもしれません。ひたすらムキムキしたものを

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玉ねぎ、にんじん、ズッキーニ、いんげん豆、haricot vert plats という日本語がわからない平たいいんげん豆みたいなものを1cm角くらいに切ったものと

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一口大に切った生ハム、水を鍋に入れて野菜が柔らかくなるまで煮ていき、湯剥きトマトの角切りを加えさらに15分コトコト煮てから、パスタを投入。f:id:dezuko:20190913052012j:plain

パスタに火が通ったようです。続いて、

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この石臼みたいなものがなければ、フードプロセッサーでもいいと思いますが、バジル一束とにんにく3片をすりつぶしながらオリーブオイルをドボドボと投入してポマードをります。このポマードに湯剥きトマトを加えたものをスープにドボーン!

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塩コショウで味を調えてボールに盛り、その上にすりおろしたパルメザンチーズをお好きなだけ乗せて出来上がり!

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上の写真はチーズをのせる前のものです。

バジルの香りが際立って美味しかったですよ。レシピによっては生ハム入れないのですが、少量であったにもかかわらずいい出汁になってましたので、断然入れた方がいい。しかし、満点とはいかないな。料理は理想に辿り着くまで、改正の繰り返しが必要という事で、次回は以下を念頭に置いてみます:トマトはしっかり熟れたものを使う。パスタを投入する前の具をおばあちゃんが言った通りにフォークで潰してこってり感をだす。パスタは Capellini を折ったものかもっと小さいものを使う。

そして満を期しての再挑戦。

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前回と比べて野菜が半潰し状態でスープにとろみがでた。モニャ曰く、これはおばあちゃんのに近づいてるとの事でした。