南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

小栗旬、ハリウッド進出に思う

最近のネットニュースで見ました。日本で成功しているのに新天地で一から頑張るという志にグッときました。

しかしながら、何故日本人俳優にとって、映画の頂点イコールハリウッドとなるのでしょう。これが凄く疑問なのです。確かに、ブロックバスターと言われる高予算映画の上演館数、メディアの露出数、出演料など群を抜いていますけど、昨今のハリウッド映画は後の世に残る芸術作を多く出しているのでしょうか。

 

ハリウッドに進出している有名なイギリス人の俳優(Judi DenchかHelen Mirrenかどちらか忘れた~)が、イギリスの映画俳優は元舞台俳優が多くいるせいか、全出演者のセリフを全編通じて覚えるのが当たり前なのに対し、ハリウッドの映画は基本、自分の役のセリフを一コマ一コマしか覚えないというのに驚いたと話していた事。そして、日本の監督が、ハリウッドの監督というのは実際にカメラの後ろにはおらず、数人いるサブの監督が撮ったコマ撮りのものを見比べて、よりよく撮れているものを抜粋して繋げているだけと言っていた事から、芸術作品ではなく、商品を要領よく作りあげるだけではないのかと思いました。。。。

Anthony Hopkinsが昔にインタビューで、ハリウッドでの名優として活躍について聞かれたところ、少しご立腹で、”ハリウッド映画に出ているのはお金の為。演技がどうのこうのというは考えていない。” みたいな事(相当昔の記事なのでうる覚え)を語っていたのが象徴しているかと思います。イギリス映画でいい味出していた俳優が、ハリウッド映画でつまんないのも頷けます。

こちらフランスも映画大国なのですが、私個人の好みではいい感じでアンニュイで静かに淡々と進んでいくのに何か狂気を感じる昔のフランス独特な映画が好きです。北野武がフランスで人気があるのも、同じ感性があるからなのでしょうか。近年のは全然見ていません。。。。あまり見たいものがこちらもない。