南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

キムタクから考える、語学力レベルの基準

キムタクの”グランドメゾン東京”というドラマのトレイラー見て面白そうだから見てみたいなぁと思いつつ、ちょこっとフランス語を喋るシーンが出てきたので、語らずにはいられない件が。ドラマは発音コーチが付く上に台本通り読むだけだかと思うので、フランス語には触れませんが、語りたいのは彼が出ていた番宣番組での英会話について。

チラッと店員さんに英語で質問するシーンが流れたところ、”流暢な英語で”というナレーションが付いたのですが、”うん?これっぽっちで流暢と言ってしまうのか?”と思いました。キムタクの語学力がどうなのかはさておき、この時に彼が発した1フレーズは日本の中学校で習う”初級”レベルのものでした。そこで、中学英語の単語と文法とフレーズの勉強して、後は一語一語ハッキリと発音すれば、海外旅行ぐらいであれば事足りるなと思いました。

持論ですが、”流暢”というレベルと呼べるには、なんらかの説明が出来る、自分の思想を語れるというレベルまでに行きつかないといけないのかなと思っています。

よくキムタクの語学力について流暢であるか否かに拘るコメントをよく目にしますが、別に、そんなどうでもいいんじゃないかなと思ってしまいます。大事なのは度胸があるか、言葉が生きているか、そして話相手の興味を引いているかだと思うので、その点からすると、彼のは悪くないと思うんですが、どうでしょう。

そして、私のフランス語はまだ死んだままの状態です。まぁ、ただただ必死に正しく話す事に執念燃やしていて楽しくない。聞いている側もつまんないでしょう。ひと皮むけなければなりませんなぁ。

余談ですが、日本の学校では何故アメリカ英語を教えるのでしょうかね。日本人にはイギリス英語の方が発音が楽なんですけど。。。。

秋仕様のモフモフ

朝晩冷えてきた南フランス(けど、今晩も窓を開けて半袖で過ごしているので、まだ暖かい方かも)。夏の間は真夜中にお出掛けしていた兄貴猫バノンも夜は家で過ごすようになりました。これから来る寒さに控えてか、モフモフ感がより一層高くなってまいりました。 f:id:dezuko:20191015032939j:plain

キャーキャー、たまんないっす。顔を埋めたくなるモフり具合。
ノミ対策に、ノミ取り首輪をしていたのですが、主成分である Diazinon ダイアジノンが畑の農薬並みに体に毒だとラジオで聞いたので速攻止めました。代わりに Terre de Diatomée 珪藻土を定期的に振りかけてみようかと思います。試してみたら報告します。

 

 

 

プロヴァンス産ワインと豚足のBBQ Le Pied de Cochon

天気が良かったので、週末にテラスがある炭火で焼くBBQを売りにしているレストランにランチを食べに行きました。

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プロヴァンス・ワインと言えばロゼが有名なのですが、赤ワインもちゃんとあります。Bandolは海沿いの風光明媚な観光地なのですが、ワインも有名(地元ではなんですが、フランス国内で知られているのかどうかは?)。海外に輸出される大半はボルドーブルゴーニュなので、日本にも流通しているかわかりませんが、見つけたら試してみてください。このボトルもそうですが、今まで試したBandolはライトよりのミディアムで赤初心者でも飲みやすいかと思います。また、2015年は特に近年でフランスワインの当たり年だったようなので、この年のものが見つかればラッキーです。

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前菜の豚足のBBQ。下ごしらえをどうしているのかはわからないのですが、縦半分に切ったものを炭火で焼いただけのもの。ソースなしでそのまま頂きます。外はカリっと中はコラーゲンたっぷりでトロトロでした。

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メインの仔羊のステーキ。ちょっと、仔羊にしては身が大きいなと思いながら食べたのですが、ちょっとマトン臭い。多分、最長しすぎの仔羊だったのかも。

肉の産地が店内にあるボードに書かれているのですが(法律上で定められているのでしょうかね?)、前に訪れた時にチェックした際、牛肉ステーキがドイツ産などという酪農王国フランスにはあるまじき事実を発見。今回はチェックしなかったのですが、かつてはこのレストランは輸入肉は使っていなかったそうで、味が落ちたと相方のモニャは言っておりました。多分、今回を最後にもう来ないかも。

最後にデザートを頼んだのですが、口喧嘩勃発の為写真を撮れませんでした。私はマカロンアイスでモニャはチョコレートムース。憤慨してほとんど手を付けなかったモニャを助けようと(勿体ないおばさんが私に降臨したのです)チョコレートムースも半分食べてあげたら、余計怒ってしまいました。

10月最初の週末の畑

今年の夏の猛暑のせいで、今年は色んな作物が不作のようで、お店でもローカルの赤パプリカが全然見かけなかったり、お庭のリンゴや花梨の実が全然付かなかったり、ニュースでも黒トリュフが全然採れないというのを聞いたりします。

人生初めての家庭菜園も、ほとんどの植物が日光にやられて死んでしまうか、成長が止まってしまい、日当たりが良すぎるのも考えものだと思い知らされました。今の畑の場所は秋冬春用で、来年の夏用に木陰が出来る場所を耕さなければならないなと。

10月に入った Aix-en Provence ですが、日中はまだ26度に達するぐらい暖かで、今更の如く、成長が止まっていた夏野菜が実を付け出しました。

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花が沢山咲き出したキュウリ

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パプリカ。実が薄くて緑のままで止まっていて、まさしく日本のピーマンそのものです。味も苦めでした。

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オクラ。一本だけ立派は実がなりました。ちょっと大きくなり過ぎて筋っぽくなってしまいました。血流改善の為にオクラ水を作りたいなと思い植えたのですが、一本じゃ。。。ねって事でそのままバリバリ食べました。旨い。

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これは、家のテラスで育てている唐辛子。

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 フランスの朝顔

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日本の朝顔。葉っぱの形がフランスのと違いますね。

リスボン旅行 4 食らう

 そもそもリスボンに今回遊びに来たのは食べる事が第一の理由でした。ポルトガル料理は素朴で、ゴタゴタ味付けしていないので素材の美味しさが勝負のような気がします。大衆食堂みたいな店で食べても、魚に肉に野菜に新鮮な味がします。少し残念なのが、塩を使い過ぎているようで、しょっぱい。もう少し抑えた方がいいかな。

では、フードポルノの始まり始まり。

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半身食べてから写真撮らないとと気づいたアジの塩焼き。英語でサバと書いてあったのですが、多くの外国人には違いが分からないから簡単に訳したのでしょうかね。一緒に出てきた、スペイン風ソースという名前の玉ねぎ、酢、オリーブオイル、パセリが入ったソースと一緒に食べても、そのまま塩味どちらでも美味しかった。

 

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イワシの塩焼き。サラダは大抵シンプルにレタス、トマト、玉ねぎにオリーブオイルとビネガーが掛っただけのさっぱりしたもの。このさっぱりがトマトの甘さを引き立てて美味しいのです。

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これが凄く美味しかった!Bacalhau à Bras のようなのですが、名前がなんか違って書かれていた気がする。。。。卵も溶いた卵ではなく、茹で卵だったし。ポテトの薄切りと塩タラと玉ねぎを一緒に炒めたやつ。ほとんどのお客さんがこれを食べていました。

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これも塩タラ。

 

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映像がブレていますが、イベリコ豚のストリップスのBBQ。豚臭さもないし、脂っこくないのに肉が柔らかくて甘かったです。美味美味。しかも、添え付けのフライドポテトが冷凍のではなく、生のポテトで作ったものなのでお店を褒めてあげたい。

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美味しいと大評判の鴨ごはん。ご飯の下に鴨肉がゴロゴロ隠れています。確かに炊き込みご飯を彷彿とさせる味。ホッする。

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Ginja という名前のチェリーのリキュール。レストランに普通にグラスにサーヴされますが、街にはチョコレートのカップに入れたものを1ユーロで売っている売店もよく見かけました。もう少しコクを期待したのですが、味はさっぱりしていました。

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ちょっと形が崩れてしまいましたが、根性でフランスに持って帰ってきました。おなじみのエッグタルト Pastel de nata 、旅先のカフェでよく食べたのですが、ここのが一番美味しかった。手前の半分に切ったものもクリームの味が濃くて美味しかった(名前失念)

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こちらは Folar という、ブリオッシュにソーセージと塩漬け豚が入ったおかずパン。スープと一緒に食べたらバッチリかも。

 

 

 

リスボン旅行 3 Since が溢れる街

歴史が古い街リスボンのお店は since をうたいがち。みうらじゅん氏にぜにとも訪れて頂きたと思い、いくつか激写してまいりました。

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同じ店なのに、1942 と 1919 二つの since が! 元々違う店が結合したのかしら? チラリと覗くと、カラフルなイワシが並んでいた。

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Since1829 のカフェ併設のお菓子屋さん。

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リスボン旅行 2 シントラ Sintra へ 早起きは三文の徳なり

リスボン3日目は朝から郊外にある、ユネスコに文化的景観として登録されているシントラに足を延ばしました。

シントラのついでにユーラシア大陸最西端にあるロカ岬に行くのであれば、始発の電車に乗らないといけないのですが、時間を気にしない旅にしたかったので今回はパス。朝9~10時に電車に乗るつもりで途中カフェに寄ってから駅についてびっくり。開いている窓口が2つしかないチケットオフィスはシントラまでの電車代とシントラのバスが乗り放題になる一日券(15.5ユーロ)を買う人たちの長蛇の列。ロカ岬に行かないのでこの一日券も必要ないし、昨日空港でチャージしたリスボンのメトロカードで電車には乗れるので列を横目にいざ出発。一日券が欲しい方は前日の空いた時間に購入された方が賢明だと思いました。

45分程でシントラに到着。ここからバスで周るのでもいいのですが、天気もいいので先ずは歩いて駅から一番近いシントラ宮殿まで行く事にしました。案外あっさり15分程で地図もないのに道にも迷わず着きました。

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宮殿広場前の写真は撮ったのですが、宮殿自体は一枚も撮らなかった あららら。それだけ、外観はあまり印象的ではなかったという事でしょうか。中に入るチケット売り場も長蛇の列。中に入らず、シントラの旧市街をブラブラする事にしました。 f:id:dezuko:20190923232408j:plain

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こちらのデコが可愛かったので、お昼はここにしようと思ったのですが、ウェートレスの女性がめちゃくちゃ感じ悪かったので止めました。店がまだ始まらないうちから機嫌悪くなるぐらいならサービス業なんかに就くなよな!(心の叫び) 

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昼食の後に行ったのは、チーズタルト(Queijadas)で有名なCasa Piriquitaでお茶をしました。関心のQueijadaは期待大だった為、ちょっと首を傾げましたが、和菓子を彷彿とさせる懐かしい味でした。栗饅頭のような感じかしら?その他にもいろいろ焼き菓子があったので、卵とアーモンド餡が入ったパイ(treavessoiros)も試してのですが、こちらの方が気に入りました。どちらも甘さ控えめです。 

ウェーターさんと他のお客さんの話が聞こえました。たぶんペーナ宮の事を言っていたと思うのですが、城内を見ても面白くないので、わざわざ入場料を払ってまでも入る必要がないから、この近くにあるMerendas公園にあるトレイルを1時間程ハイキングして山を登って絶景を拝み、ムーア人の城跡に辿り着くのがお勧めだと言っていましたので、そのコースを進む事にしました。 

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ハイキングトレイルはスニーカーでも楽々登れました。途中休憩も必要ないぐらいで快適でした。城壁が見えた時の感動でした。もう一足伸ばすとペーナ宮に辿り着くはずだったのですが、今回は行かずに引き返す事にしました。シントラには他にレガイラ宮殿も見所としてあるようです。シントラは街の雰囲気を楽しむ為だけでも行く価値ありだと思いました。どこも混んでいるので、眠いですが早く起きて絶対行きたい所を優先して、あまり欲張って予定を詰めすぎない方がいいかと思います。