南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

シチリアの味、カポナータCaponataを作る

ラタトゥイユはこちら南仏の定番料理なのですが、私の個人的な好みは2年前にイタリア・シチリア島のCataniaに旅行に行った際にレストランで食べたCaponataの方。一度自分で作った事があったのですが、また作ってみてモニャに食べさせようと、イタリアのレシピ動画を見まくりました。そして、Caponataと言ってもシチリア島内の街によって、材料が変わっているようで、西のTrapani辺りではパプリカが入らず、どこの街だかは分からないのですが、松の実とレーズンが入っているものなどがある事がわかりましたが、やはり、各家庭によって材料の分量が違うので、レシピを完コピせずに、今回もCataniaで食べたパプリカ入りのものを、記憶を辿りつつ作る事にしました。

まず、パプリカの赤と黄色1個ずつを切ってたっぷりのオリーブオイルで柔らかくなるまで弱火でゆっくり炒めるというよりも、オイルで煮るといった感覚かも。炒め終わったら皿によけ、次は玉ねぎ大2個とセロリ2本を切ったものを炒める。

玉ねぎとセロリも炒め終わったら、切って塩をまぶしてしばらく置いた後、水につけて灰汁をだしたナス800g分を、たっぷりのオリーブオイルで炒めます。

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炒める時間は各野菜の火の通り具合でまちまちで、今回一番時間が掛ったのは意外にもパプリカでした。パプリカだけで30分はかかりました。全て、とろとろになるまで炒めるのでラタトゥイユより大きめに切りました。

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最後に全ての野菜を鍋に戻し、passata(トマトピューレ)200ml、濃縮トマト大さじ1杯、砂糖大さじ3、ワインビネガー大さじ6、ケッパー、オリーブ、塩、コショウを加えもう15分弱めの火で煮て出来上がり。

味見した感想は、動画では肉厚の生食用の玉ねぎ使っていたので、その方が煮込んだ後の触感がより良くなるかと思いました。また、砂糖とビネガーを各半量ずつ入れた時の方がまろやかだったので、こちらも量を減らしてもいいかもしれません。暑いので、今回はビネガー多い目で良しとしました。この2点が次回への課題でしたが、満足な仕上がりになりました。トマト+砂糖+酢という事で、味がなんとなく豚肉なしの酢豚みたいな気がしないでもなかったです。

今晩はこれに蒸した新じゃがとハムでいいかな。あっ、ハムないわ。ゆで卵でいいか。