南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

プロヴァンス風野菜のファルシ Les légumes farcis à la provençal

プロヴァンス料理と言えば夏野菜を使った料理が有名。その代表格として夏野菜にひき肉などの具詰め込んでオーブンで焼いた、ファルシという料理を作ってみました。日本のピーマンの肉詰めみたいなものです。レシピ検索にネットを使うのが当たり前の昨今なんですが、あえて家にあった古い本を引っ張り出してこれを参考にみました。

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そうとう古いレシピ本で、写真ゼロ、材料の重量が書いていないざっくりとした説明なのですが、そんな凝った料理でもないのでこれで十分かも。

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これらの野菜とミニ玉ねぎを使います。横長のズッキーニとナスなんですが、縦に半分に切ってボート型に使うのが一般的だと思うのですが、プロヴァンス風は丸型の野菜と背丈を合わす為か、横に切って短くして使います。

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まずはズッキーニ2種の中身をくり抜きます。丸い方は上の部分を焼く時に被せるので取っておきます。くり抜いた中身は細かく刻んでよけておき、外の部分は皮を剥いた玉ねぎと一緒に下ゆでします。

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ズッキーニは5分、玉ねぎは10分程茹でて、水を切る。玉ねぎは上の部分を切り落として蓋にし、ケースになる部分は外の2層を残して中身をくり抜きよけておきます。

トマトは上の部分を切り落として、中身をくり抜き、ケースになる内側に軽く塩をして余分な水を出しておきます。

ナスも中身をくり抜いてから多めの油で揚げ焼きします。ネットレシピで茹でているのものあったので、玉ねぎの後に茹でてもいいかもしれません。

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パプリカは上の部分を切って中の種を出しておきます。

フライパンにみじん切りしたニンニク一片、玉ねぎ、ズッキーニ、ナスの中身をオリーブオイルで炒め、塩こしょう、herbs de provence (タイム、ローズマリーオレガノ、サリエットなどが混ざったもの。なければこの中であるものを入れればいいかも)を入れて更に炒める。

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冷えた野菜のみじん切りを炒めたものと、牛ひき肉、ミルクで柔らかくしたパン、卵1個を混ぜ合わせ、キャセロールに並べた野菜の器に詰め込んでいきます。

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こんな感じ。蓋があるものは中身を詰めてから上に乗せ、ないものにはパン粉を上に掛け、オリーブオイルを回しかけて、180度で40分焼き上げれば出来上がり。

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食べた感想は、各野菜で詰め物の味わいが変わってソースがないのに美味しかったです。特にパプリカの甘さが引き立ってました。今回は牛ひき肉を使いましたが、豚ひき肉を混ぜた方がもっと美味しくなると確信。また、人によってはひき肉ではなくて、刻んだハムを使ったり、ご飯やチーズを加えたりもするのでバリエーションを楽しんでみてもいいかもしれないですね。