南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

リスボン旅行 1 哀愁よカムバック!

今週、ポルトガルリスボンへ6年ぶりぐらいに訪れました。リスボンはとにかく回り易いんです。空港からメトロが直結していて、40分程で中心部に着けるし、坂は多いけど、見所は徒歩でお店の人カバーできます。ポルトガル語を話さなくても、お店の人たちも穏やかで普通の対応してくれて嫌な気になる事もないし(これフランスとは雲泥の差かも)。怪しげな人たちも見かけないですしね。食べ物も肉に魚にデザートに素朴な味わいで美味しいものが多いし、そんなに高くない(前回は安いと言い切れましたが。。。)。日本人の口にあうかとも思います。石畳の坂道、建物の外観に使われているタイル、レトロな28番トラムなど、多くのヨーロッパの街で失われたゆったりと情緒があったのですが。。。

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タイル張りのアパートいいなぁ~。

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素人?プロ?どっちが描いたのかな?芸術級の落書きを見て回るのもいい街。

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坂がとにかく多いので、素敵なビュースポットがいくつかあります。

前回来た時は、冬だった事もあり観光客がほとんどおらず、国の経済も潤ってなかったので、市内中心部の建物は空き家だらけの手付かずでボロボロ。なんとも哀愁の漂う街でした。今回はこの哀愁が無くなっており、他のヨーロッパの街と大差なくなってきて、反対に寂しくなってしまいました。明るいリスボンリスボンでないみたいな。

昨今のポルトガルですが、フランス人の間でも投資の為や老後の住まいの為の不動産が人気で、6年前に沢山あったボロアパート達は綺麗に改装されており、そこら中が工事中でした。街は外国人だらけで、英語とフランス語をよく耳にしました。。海外マネーが入る事で雇用が増えて、お金が落ちるというのは僅かながらの現地人にとってのいい話。作られたお金のほとんどは海外に流れていき、物価、特に住居費が高くなり暮らし辛くなるという財力のないヨーロッパの国々で起こっている問題がここにもきたかと思うとなので現実のかなと思うと残念でなりませんし、今後日本が迎える問題を見ているようでもあり怖くもなります。

 

セージの手作り歯磨き粉

私、市販の歯磨き粉を買うのやめたんですよね。安価のメジャーブランドのを前回買って使っていたのですが、口の中がすぐさまにモコモコになっちゃうのが気持ち悪くなってしまったのと、磨いた後もなんかスッキリしない感じがしましてね。

たまに重曹を使っても磨いていたのですが、毎日はちょっと強すぎるかなと思って、以前にハーブの本を読んだ時に、セージは雑菌効果があるとの事で手作り歯磨き粉として使えると書いてあったのを見つけたので、早速試してみる事にしました。

南フランスはそこら辺にセージが生えていますので、タダで入手が出来ます。レシピは超簡単。セージ1に対し粗塩3を一緒にフライパンで炒って乾かします。それを粉にするだけ。

f:id:dezuko:20190916170525j:plainペパーミントがあれば一緒に加えると、口に爽やか感が得られるそうですが、今回は入れませんでした。この粉を歯ブラシのつけて普通に磨くだけ。

使ってみた感想は、セージの匂いがたまらなくいい。塩分取り過ぎにならないように口をよくすすいだ後の歯を舌で触っても、磨き残しのざらっと感は感じませんでした。

これだけでも十分なのですが、Teatreeオイルが歯のホワイティングにいいとの事なので、たまに一、二滴たらしてみてもいいかもしれません。

 

 

プロヴァンス風ミネストローネとでも言っときましょうか Soupe au Pistou

9月に入ってから朝晩ひんやりしてきたプロヴァンスですが、日中はまだ30度越え。まだまだ夏のプロヴァンス料理が食卓で活躍します。

プロヴァンスのスープといえば Soupe au Pistou なのですが、有名なのでしょうか。正直私はこちらに住むまで知りませんでした。イタリアの Minestrone の知名度には完全負けてるな。

さてさて、夏野菜をふんだんに使うこのスープ。各家庭によって材料も作り方も違うし、ネットで検索すればするほど頭がごっちゃになってきました。ここはモニャの視覚と味覚の記憶と、89歳のおばあちゃんに聞いて感覚で作る事にしました。Serge Gainsbourg を聞きながら気分を出してレッツクッキング!

まずは使用する野菜たち:

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こちらでは生の豆 (haricot coco blancs & rouges) をそのまま使うのですが、普通はなかなか手に入らないかもしれませんね。乾燥した白いんげん豆を水で戻してから軽く茹でたものを使ってもいいかもしれません。ひたすらムキムキしたものを

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玉ねぎ、にんじん、ズッキーニ、いんげん豆、haricot vert plats という日本語がわからない平たいいんげん豆みたいなものを1cm角くらいに切ったものと

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一口大に切った生ハム、水を鍋に入れて野菜が柔らかくなるまで煮ていき、湯剥きトマトの角切りを加えさらに15分コトコト煮てから、パスタを投入。f:id:dezuko:20190913052012j:plain

パスタに火が通ったようです。続いて、

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この石臼みたいなものがなければ、フードプロセッサーでもいいと思いますが、バジル一束とにんにく3片をすりつぶしながらオリーブオイルをドボドボと投入してポマードをります。このポマードに湯剥きトマトを加えたものをスープにドボーン!

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塩コショウで味を調えてボールに盛り、その上にすりおろしたパルメザンチーズをお好きなだけ乗せて出来上がり!

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上の写真はチーズをのせる前のものです。

バジルの香りが際立って美味しかったですよ。レシピによっては生ハム入れないのですが、少量であったにもかかわらずいい出汁になってましたので、断然入れた方がいい。しかし、満点とはいかないな。料理は理想に辿り着くまで、改正の繰り返しが必要という事で、次回は以下を念頭に置いてみます:トマトはしっかり熟れたものを使う。パスタを投入する前の具をおばあちゃんが言った通りにフォークで潰してこってり感をだす。パスタは Capellini を折ったものかもっと小さいものを使う。

そして満を期しての再挑戦。

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前回と比べて野菜が半潰し状態でスープにとろみがでた。モニャ曰く、これはおばあちゃんのに近づいてるとの事でした。

小栗旬、ハリウッド進出に思う

最近のネットニュースで見ました。日本で成功しているのに新天地で一から頑張るという志にグッときました。

しかしながら、何故日本人俳優にとって、映画の頂点イコールハリウッドとなるのでしょう。これが凄く疑問なのです。確かに、ブロックバスターと言われる高予算映画の上演館数、メディアの露出数、出演料など群を抜いていますけど、昨今のハリウッド映画は後の世に残る芸術作を多く出しているのでしょうか。

 

ハリウッドに進出している有名なイギリス人の俳優(Judi DenchかHelen Mirrenかどちらか忘れた~)が、イギリスの映画俳優は元舞台俳優が多くいるせいか、全出演者のセリフを全編通じて覚えるのが当たり前なのに対し、ハリウッドの映画は基本、自分の役のセリフを一コマ一コマしか覚えないというのに驚いたと話していた事。そして、日本の監督が、ハリウッドの監督というのは実際にカメラの後ろにはおらず、数人いるサブの監督が撮ったコマ撮りのものを見比べて、よりよく撮れているものを抜粋して繋げているだけと言っていた事から、芸術作品ではなく、商品を要領よく作りあげるだけではないのかと思いました。。。。

Anthony Hopkinsが昔にインタビューで、ハリウッドでの名優として活躍について聞かれたところ、少しご立腹で、”ハリウッド映画に出ているのはお金の為。演技がどうのこうのというは考えていない。” みたいな事(相当昔の記事なのでうる覚え)を語っていたのが象徴しているかと思います。イギリス映画でいい味出していた俳優が、ハリウッド映画でつまんないのも頷けます。

こちらフランスも映画大国なのですが、私個人の好みではいい感じでアンニュイで静かに淡々と進んでいくのに何か狂気を感じる昔のフランス独特な映画が好きです。北野武がフランスで人気があるのも、同じ感性があるからなのでしょうか。近年のは全然見ていません。。。。あまり見たいものがこちらもない。

カリソンとアーモンド祭り Grande fête du calisson et de l'amande

先週末は Aix-en Provence の銘菓、Calisson のお祭りで、民族衣装に身を包んだグループが街を練り歩いていました。Provence の民族衣装は派手さはなく、牧歌的な可愛らしいものなんです。

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昨今のパレードには警官と武装したアーミーは付き物となってしまいました。こんなのどかな祭りなのに物騒だわ。

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そして、これがカリソン。メロンとオレンジのコンフィとアーモンドのパテ(マジパンのようなもの)が入っています。私は好きなんですが、日本にお土産に持っていったら、甘すぎると言われてしまいました。各お店によって味が違うのですが、ここのは甘さ控えめで美味しかったです。

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猫社会の上下関係

先住猫が新入り猫を受け入れるのに2か月はみた方がいいという情報をネットでゲットしたのですが、うちのバノンは友好的な性格なので、そんなに時間は掛からないとにらんでいます。

今朝はポンポンことPomponetteに鼻キスをした後に、ポンポンのお尻をクンクン、そして体をガブっと噛んでました。私の目には友好的な噛みだと見えたのですが、ビックリしたポンポンがパンチで交戦したせいか、その後頭に高速猫パンチを何発もお見舞いしていました。

バノンから距離を詰めるのはいいようなのですが、反対にポンポンからバノンにアプローチすると頭にパンチをよくされています。縮みあがりはするものの、学習せずに何度も同じ事を繰り返すポンポン強し。これからも猫社会のしきたりをバノンから習って欲しいと願っています。

週末に、遊びに行ったお友達のおうちにも生後3か月の子猫と先住猫がいました。ここの先住猫はなかなか手強く、私達人間相手にもシャーとするぐらいなので、新しい子が来て1か月以上になるそうですが、未だに傍に寄せ付けないそうです。この猫に比べればバノンはかなりソフトなので安心しました。

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シャムかラグドールが入っているのかな?美しい子でした。

 そして、平日日中のポンポン。仕事をしている私の膝の上が寝処です。この写真を見て、歴史上の人物画で似てるやつがあったような記憶があるのですが、その人が誰だか名前が出てこない。空海かしら?

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新入り猫ちゃんを迎える

今日で新しい猫がうちに来て一週間が経ちました。この子は母猫が産んですぐにいなくなってしまった為、人からミルクをもらって育ちました。うちに来た時は離乳食を始めて間もない生後六週間で、体重500gで指が開きっぱなしの爪も出っぱなしの状態。この一週間で大分成長し、今や噛み噛み時期に突入。母猫から猫道を習えなかった為か、トイレトレーニングに難儀してます。私達のベッドでおしっこするのが好きなのです。フカフカしているのが気持ちいいからでしょうかね。まいっちんぐ。いい方に考えると、癖が付いてないので、車に乗せたり、シャワーも浴びたり、歯磨きしたり、爪きったりも嫌がらなく、やりやすくもあるから良しとします。

当初は姉妹から引き離すと寂しくならないかともう一匹引き取るかどうか悩みましたが、この子は私達の顔を見るなり喉ブルをして嬉しそうにしていたので、取り越し苦労だったようです。まぁ、うちには先住猫がいるので、こちらをあんまり刺激したくないというのもあり、この子だけで良かったと今になって思いました。

名づけるのに四苦八苦。ララ、キキ、ルル、モモ、ミカン、カリンなどなど。なかなかこの子のキャラクターにしっくりくるものがなく、今日まで名無しちゃん。べべ(赤ちゃん)と呼んでいたのですが、これを自分の名前と認識しちゃうと困るので、最終的に、友達の子供たちが名づけたポンポン(正式にはPomponette)という名前に決めました。う~ん、これで本当に良かったのかしら。。。。なんかふざけてるような気が。

とにかく元気元気で全く止まらないので、写真を撮っても撮っても、ブレブレかどアップばかりですが、何枚かご紹介がてらにアップします。
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この日は子供たちにこねくり回されて疲れたようで、帰りの車では次の写真のように爆睡していました。

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バノンが大きく見える!目つきに悪意が~。やっと鼻キスするようになったけど、まだこんなチビちゃん開いてにシャーシャーいって、猫パンチ3発お見舞いしてました。

来週は第一回目のワクチンを接種します。