南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

夏の終わりの音楽祭

Aix-en Provenceの中心街では土曜日から一週間いろんな場所で無料で演奏会が開かれています。席に限りがあるところは演奏開始前から列が出来ているので、さっさと諦めて、オープンスペースで演奏しているものだけ鑑賞する事にしました。

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このバンドはジャズを演奏。古い街並みにマッチする楽曲でした。過去年と比べて小規模になってしまっているそうなのですが、ずっと続けていってほしいですね。

清潔な日本人にはあり得ない事かもしれませんが、どかっと道に座り込んでステージ見物をする人たちが沢山。私もその内の一人で、いつもと違う視線の高さでの人見物も楽しいものでした。

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このマダムのお召し物の柄、斬新だわ~。このでかい赤い鼻がついてるサルの名前なんだっけぇ?と名前を思い出すのに必死でした。マントヒヒという名前が頭にちらついて正しい名前が出てこなかったのですが、冷静になった今、マンドリルって名前が浮かんだんですけど、当たってるかしら? しかしどこで買ったんだ、こんな柄の服?

 

天然酵母 Levain 作り  

さて、3日目はさらにライ麦粉80gと水80gをさらに追加しなければならないのですが、なんか2日目を終えた種の具合が曇り模様なのです。。。。

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う~ん、前回の失敗と同じ兆候が~。水っぽく、泡がほとんど見えない、そして酸っぱい匂いが。。。。 とりあえず、3回目の粉と水を投入しておくが、駄目だった時のバックアップの為にもう一つ作っておく事にしよう。

4日目。やはり、駄目だったようです。前日と全く同じ水っぽさで気泡がない。

バックアップはどうだろう?

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こちらは、酵母が生まれていました! ん?どちらとも同じ方法で瓶を煮沸し、同じ温度で保管していたはずなのに、なんで片方は駄目でもう一つは大丈夫なんだ? 失敗の原因は雑菌でも温度調節でもないという事にならないか?と、したら残るは水しかない! 数あるレシピを検索した際に、浄水を使用というのをいくつか見たのと、ボトルウォーターは防腐剤を使用しているので使わぬ事というのを見た事を思い出しました。そして、自分のスクラップブックを見てみると、カルキが酵母を殺してしまうので、水道水は一度沸騰したのを冷ますか、空気に最低6時間さらしてカルキを消去する(金魚の水槽の水を変える要領か!)という記事発見そして納得。 1日目がどっちのバッチも成功したのは、水道水をそのまま使用したけど、酵母が発生するまでに掛った時間内に水のカルキが消えていたから成功した。 それならば、正念場は2日目の水の再投下となるので、今回は一晩置いた水道水を使用してみる事に。 一晩待って2日目終えても気泡はそのままで酵母は生きていました! よし、3日目の材料投下して明日を待とう。 これがまた駄目になったら、次は確実そうなヨーグルト酵母をつくってみます。

天然酵母作り 第三戦目

みなさん、パンは好きですか? 味だとか種類に拘りがありますか? フランスと言えばパン。パンと言えばフランス。フランスに住む前は、おフランスのパン屋さんで買うパンは全て美味しいと思っていたのですが、住み出してから、パン屋によっては味が違うし、不味い店もある事が分かるようになりました。

特に天然酵母で作ったパンを食べ出してからは、普通のイーストを使った物の味が物足りなく感じるようになりました。天然酵母のパンは風味が深くほのかに粉の甘さも引き立つような気がします。

私はずっと家で自分でパンを焼いてみたくて、これまで、2回天然酵母作りに失敗してきました。1回めは、比較的簡単と言われる、レーズンで挑戦したのですが、使った物がオイルコーティングされていたかもしれなかったのか、入れ物の煮沸をちゃんとしなかったせいなのか、腐ってしまい、ボツ。2回目は、ライ麦粉で挑戦。最初から結構な量の粉を使うやり方で、適温を保つために夜はベッドの中にまで入れてがんばっていたのですが、同じ入れ物ずっと使っていたせいで雑菌が入ったのか、温度調節がうまく出来なかったせいなのか、3日目には酵母が死んでしまいました。バイキンマンだな私ってさ。

そして今回3回目のチャレンジ。今回もライ麦から起こす事にしました。1日目は、煮沸した瓶に、ライ麦粉20gと水20mlと蜂蜜少々を小さじ半分ぐらいを混ぜる。

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これは、材料を混ぜただけのもの。蓋をして1日、25~28度ぐらいを保っておきます。途中1度蓋を開け掻き混ぜて空気を入れます。

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1日経ったもの。気泡が見えます! 酵母が育ち始めました。

2日目は、別の容器に、粉40gと水40mlと1日目の種を混ぜて、これまた1日置いておきます。続く。。。のだ。

Huile de Millepertuis / St. John's Wort オイル

食したり、全身に付けたりと私の生活にはオイルが欠かせません。一か月程前に、夏の肌管理を誤ってしまい、顔のお肌の数か所が火傷状になってしまいました。オロナインを塗っていたのですが、ピリピリが止まらず、馬油に変えてから大分よくなってきたのですが、未だに完治していません。

そうもしていると先日、田舎に住む自然派の友達から、自家製オリーブオイルにMillepertuis の花を漬けて作ったオイルを頂き、これを塗るように言われました。

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琥珀色のオイル

オイルの事をよく知っているつもりだったのですが、このオイルについては知識がなく、そもそも Millepertuis とは何ですかいな?と思い、翻訳サイトで調べてみると、St. Jon's Wort と英語で出ました。えっ、驚き! この花のエキスはよく抗うつ剤や抗更年期障害剤の原材料として使われており、サプリの店やメディカルハーブの店でを見かけるかなりメジャーなものでした。オイルがあるのは知りませんでした。

お友達によると、オイルは抗菌作用があるそうで、火傷や切り傷に効くし、マッサージにもいいそうです。お試しあれ!

 

 

Aix-en Provence または Banon (Haute-Alps)エリア 子猫を飼っていただける方探してます

うちの愛猫バノンを助けてくれた保護団体が新たに子猫を保護しました。この子達の飼い主になって頂ける方を探しています。只今生後10日経過した子達が3匹と3か月になる子が1匹。この子達を新たな家族のメンバーとして迎え入れて頂ける方、ご一報頂けると幸いです。

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ルクルーゼ見つけた! 即買い

買い物嫌いの私が食料品以外の店でたまに立ち寄るのが、Aix-en Provenceの街中にあるセカンドハンドショップです。衣類はなく、家具や食器など売っていて、目を付けた物はその場で買わないと、次に来店した時にはもう無くなっているので、回転率もいい気がします。

そして今回見つけたのがこれ!

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直径24cmの赤のルクルーゼ

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余り使い込んだようには見えず、かなりコンディションの良かった。これで38ユーロはいい買い物と言ってもいいでしょうか。もう一つ同じサイズで黒のコーティングしていないのもすでに持っていたのですが、ルクルーゼ一生物なので、今後買い替えなくてもいいので、ゴミにもならずエコでもあるのです。しかし重い。。。。
 

愛猫の失踪騒ぎ 壮大な猫の帰巣本能エピソードに惑わされる

この土曜日にバノンが義父の庭から姿を消してしまいました。何度も訪れて馴染みのある庭には木の茂みが沢山あるので、バノンのお気に入りの場所だったのですが、なぜだかこの日は固まって同じ場所から動かず、終い目には物置きの隙間に入り込んでしまいました。最初のうちは名前を呼ぶと、ニャーと応えていたのですが、その内応答もしなくなりました。用事があったので、餌と水をテラスのいつもの場所に置いて、一旦家に帰り数時間後に戻りました。餌を全く食べていないので、ずっと中で隠れていると判断。しばらく前で待っていたのですが出てくる様子がありません。その日は諦めて翌朝に物置の中の物を動かしてみると、もう中に居ませんでした。テラスの餌も食べられていませんし、お腹が空いてるだろうから、餌の音をさせながら名前を呼んで庭中まわったらひょっこり現れるだろう思いましたが、全く効果なし。これは庭から脱走したなと思い、近所も探したのですが、みつかりませんでした。もうこの辺にはいないと悟りました。

テレビで見た、馴染みのない場所から何百キロも住み慣れた家まで歩いて帰った猫の話を受け、うちのバノンも林は畑を抜けて4キロ離れた義父の家から歩いて帰ってくる道中と思い込み、空腹を堪えて小さな体で旅をしていると思うと心配でたまりませんでした。チップを入れている事が不幸中の幸いとはいえ、猫の外飼いが普通な土地柄、バノンが迷い猫と認識され保護される事に希望を持っていませんでした。嘆いていても始まらないですし、早めの行動が迷い猫が見つかる確率を高くすると聞いていたので、迷子の登録をネットでし、チラシを作り、猫が行動を起こす夜に車と足で近所で捜索して日曜日が終わりました。もう自分に出来るのは祈る事とバノンのがんぱりを応援する事だと思い、ポジティブな思いが多ければ多いほどいい結果に繋がると信じ、数人のお友達に居なくなった事を報告、応援してくださいと頼んだところ、色々情報をもらい、私の思い込みが打ち砕かれる事となりました。

メディアに流れる猫の帰巣本能が普通だと思い込み、うちバノンが怖がりだっていう事を考慮していませんでした。友達の情報によると、猫は知らない土地では最初の2~3日は隠れて潜伏している可能性があり、動いたとしても狭い範囲内だけなので、まずは安心させる為に自身の匂いがするものを最後に見た場所のあたりに、餌も少しずつ家に誘いだす感じで少しずつ置いておくなどが効果的だと。早速、義父の家に戻って、庭から外に出入り出来る所にトイレとその近くに餌を置き、そこから家に導くように、爪とぎとこれまた餌を設置。それから2時間経って、義父が台所にいたところ、バノンが窓の外から台所を覗いていたのを発見。餌を使って中におびき寄せてめでたく捕獲。3日間空腹と孤独で喉を鳴らしながら食べる食べる。

今思うと、自分の思い込みを通していたら、何日も会えずにいたかもしれません。それにしてもバノンは何に怯えて声も出さずに隠れていたんでしょうか。そしてどこに出かけていたのでしょうか。謎です。無事に帰ってきたので、庭に配置した匂いグッズを回収。その時に姿こそ見えなかったのですが、他の猫が現れたのを音で確認しました。義父の庭は近所の猫の縄張りなので、荒らされたと思ったってパトロールに来たのでしょうかね。ここでも私は猫の性質をわかっていなかった事を思い知らされました。バノンとうちの近所の猫はみんな穏やかで仲良し。喧嘩もせずに同じ縄張りを共有しているのですが、義父の近所の猫は、私が庭にいる時もジーっと睨み続けているぐらいタフな感じです。バノンはこの3日間彼らから逃げていたのかもしれません。怖い目にあわせてしまった。反省反省。

実はというと失踪前の2か月間というものなぜだかバノンはよそよそしく、私達を避けていたようで、大人になって孤独を愛するようになったのかなと少し寂しく思っていた中の失踪事件。そして見つかってからというもの、赤ちゃん返りしたかのように、よく鳴いてベタベタするようになりました。何が彼の中で起こったのでしょうか?猫は本当に神秘的でそそられます。

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見つかった次の日。こんなにリラックスして寝れたのは久しぶりニャ

そして、バノンが失踪中、日課である猫サイトチェックをする気にならなかった私。今は溜まった新着サイトを消化するのに忙しくしています。