南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

バノンという猫

あと2週間ちょいでうちの愛猫バノンの一歳の誕生日がやってきます。

バノンが家にやってくるきっかけは、モニャがフランスでは猫は天使が見えると言われている(あの何もない空間をガン見している行動からかしら?)ので、猫を飼ってみたいと言い出した事からです。

話は出たもののなかなか猫を探すという行動に出なかった私達に、モニャの弟から酪農でネズミ捕りの仕事をしている猫が子猫を産んだのだが、そこで働く犬たちが次々と子猫を食べてしまうので(想像したくない)、残った一匹を引き取ってくれないかという話が。遂にこの時が来た!と喜んだのも束の間、その次の日に母猫が子猫を連れて姿を消してしまったそうで、話はお流れになりました。二匹の幸せを祈ります。

数日後また弟から、地域の猫の保護活動をしている人から、廃屋に住み着いていた50匹程の猫の中に子猫が三匹いたから、この子達はどうかと勧められました。どの子がいいか写真を送られたのですが、どの子も同じ色柄のそっくりさん。その中から耳が大き目で可愛いなと思ってた子が唯一のオスなのでその子に決めました。以前ネットでメスの避妊手術は開腹すると聞いて、想像だけでストレスを覚えてしまったので、新人猫オー
ナーの私にはオスがいいなと思っていたからです。それがバノンでした。廃屋に住んでいた成猫たちは虫をえさにして生きていたようで、バノンもあのまま発見されずに成長していってたらと思うとゾッとすると同時に、子猫の時に助けられたバノンに運の強さと生命の強さを感じます。また、タフな環境の中でバノンたちを育てていたお母さんと、彼らを救ってくれた保護活動家の方たちに感謝を感じる毎日です。

そんな、バノン今ではすっかりお散歩好きな猫になったので、先日首の辺りにチップを埋め込んでもらいました。フランスでは犬は必須ですが、猫は今のところ任意です。チップ搭載ではなく、耳に登録番号のTattooが入っている猫を街で見かけた事もあります。日本ではどう管理されているのでしょうか。

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うちに来てすぐのバノン。あどけない。