南フランスのBien-êtreな暮らし

Simple life が心身にいいのでは?という観点で生活習慣を変えてみた。

イースターの週末

今週末はイースター(Pâques)でした。イースターはまだ日本では馴染みの薄いキリストの死後の復活を祝うクリスチャンの祭典なのですが、こないだ日本のテレビ番組でどなたかが、ハローウィーンに続いてイースターまで日本で祭り化してしまったら、日本はお終いよって皮肉を言っているのを聞きました。商業と祭りを組み合わせるのがうまい日本なんで、その時が来るのはそう遅くはないでしょうね。ただし、イースターの日付けは毎年満月の日を基準にしていて、カレンダー通りに来るわけではないので、覚えるのを習慣化するのは難しいかと思います。現に私は毎年、卵型のチョコレートを店で見かけだすまでイースターが来るのを気が付きませんし。

さて、今年はモニャの親戚とイースターランチで集まりました。通常は子羊のもも肉のロースト (Gigot d'agneau rôti) を食べるのが主流なのですが、今回私達が食べたものは Chamois というアルプスの山羊のような鹿のようなジビエでした。

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Chamoisってこんな動物です。ハイジのアニメで出てきたように記憶が。。。

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そして本日、こんなお姿になってしまいましたよ。ご立派な濃ゆい赤色の身でした。

このお肉は、地元の狩人の方から分けてもらったもので、こうしてよくジビエを食べる機会に巡り合える事を有難く思います。出来上がったものは、それはそれは脂肪が少ないのに十分柔らかく、身がしまっていて食べ応え十分でした。しかも全然臭くない!今まで食べたジビエで一番美味しかったです。今度は凝ったソースを一緒に添えてみたいなと。

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Chamoisの骨に噛り付くこと3時間。犬大興奮でありました。

食事の後にモニャの弟が働いているヤギ農場に見学に行って、その日の会はお開きにしました。春は出産シーズンなので、かわいい子ヤギに子供は大はしゃぎでした(さっき似たような動物を食べていたの気が付いていないようでして。。。)。夜は夜で、Provenceの老舗チョコレート店Puyricardのイースターエッグを食べて復活祭の食の部を満喫しました。今朝グダグダしていたせいで、教会のミサを逃してしまったモニャ、本来の宗教的な意味合いが薄れてきているのはフランスも日本と同様なのかもしれません。

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イースターエッグです。この中に、魚やウサギや卵の形のチョコレートが詰まっています。こちらではヘーゼルナッツのクリームが中央に詰まっているチョコが人気なのでしょうかね。私はチョコの味を邪魔するのでクリームなしの方が好みなのですがね。