日本旅行 令和元年 Day-3 広島 Mon Amour
広島2日目も晴天なりで、自転車を一日レンタルしました。フラットな地形と碁盤の目に伸びた広い道は自転車で周るのに最適です。この日は広島旅行の王道の原爆資料館と宮島に行く事にしました。
川沿いの緑の公園内にある原爆資料館は上品さと厳かさを感じさせる外観は我々が求めるべき姿の象徴のような気がしました。青空とのコントラストがとても美しかったです。館内の展示場に入ってすぐに涙が出ました。今まで自分に言い訳をしながら目を背けていた真実に直面したせいでしょうか。それとも館内からくるオーラのせいでしょうか。幸せな生活を奪い取られた犠牲者の無念、彼らの幸せを奪った事に対しての過ちを受け入れず同じ事繰り返しているヒーロー気取りの大国に対しての怒り、怒る事もせずに核兵器禁止条約に署名をしない腰ぬけな元被災国に対しての苛立ちをも覚えたと同時に、プロバガンダに耳を傾け、戦争犠牲者の死を蔑ろにしていた若き日の自分の馬鹿さ加減と何もしないでいる自分にもどかしさを感じました。何かしたいだけど、考えてるだけの自分に何が出来るんだろう? サーロー節子氏https://www.antiatom.org/GSKY/jp/Hbksh/1008_setsuko-WC10.html をお手本にAct and Not React と自分に発破をかけな。
旅行の話から少し脱線してしまいましたが、モニャは展示場でいきなり泣き出してどっかに消えてしまい、探すのに苦労しました。彼曰く、彼の他にそばにいたイタリア人男性が大泣きしてしまったとの事。さすがはラテン系、感情豊かだなと笑ってしましました。
その後は宮島に行きました。大鳥居はもちろん圧巻なのですが、名物アナゴごはんを食べるのにはタイミングを外してしまった私。代わりに揚げもみじ饅頭を店が閉まる前に飼わなければと食べる事に執着してしまい、大鳥居を前に気が散漫でした。